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9月22日:Optimus Pad 再生計画(外装カバー的意味で)

日本初のタブレット型 Android 端末として鳴り物入り?で登場した Optimus Pad(オプティマスパッド L-06C)・・・去年の5月に買って以来、それなりに愛用しているけど、発売から1年以上が経過している事もあってか、後発のタブレット端末や 4.0 端末等に比べると、どーしても見劣ってしまいます・・・なので、この辺でちょっとテコ入れをしたいなぁ~と考えました。

もっともハード的な性能差は埋めようがないし、root を取るにしても2年縛り中はやりたくないし・・・と言う事で、選んだ結論は外装カバーをカッコよくすればいーじゃん・・・要するに見栄えをカッコよくする事です(笑)

でも見栄えをカッコよくすると言っても、既に発売から1年以上が経過して且つ人気薄の Optimus Pad にそんな条件を満たす既成品が充実している筈がありません・・・なので、なければ作ればいいじゃん!と言う事で、 google+ が縁で知り合った関西の革職人 hiroaki masuda 氏に強引に泣きついて Optimus Pad 用のレザーケースの製作をお願いしました(助けてドラえもん的意味で(笑))


今回 Optimus Pad 用のレザーケースを製作するにあたっては、以前から使っていた一応角度調整も出来る使い勝手の良い純正品のチルト式レザ―ケ―スと同様に角度調整が出来るケースと言う条件を出した以外は、原則 hiroaki masuda 氏のセンスに任せる形で製作をお願いしました・・・で、出来上がったレザーケースが上の写真になります。

他にも色々な角度から撮っているので、興味がありましたらコチラ是非。

一見すると木製品と錯覚するような趣のある色合いが、実に地味カッコ良くて、こちらの期待通りに角度調整(2段階調整可)が出来るのは当然として、Optimus Pad の見栄えを良くする為に貢献しているそれは、Android 端末である事を自己主張しているようなドロイド君の焼印がちょっと茶目っ気があるけど、革製品が持っている「これぞ男のアイテム」的な風格を醸しだして全く別の機種に生まれ変わったかのような見栄えの良さ・・・これを外へ持ちだして使ったらステータスアイテムとして持っている自分の見栄えまでもカッコよく?なるんじゃないかと錯覚するくらいの出来に大満足です・・・真面目に。

そんな Optimus Pad 再生計画に貢献した特製レザーケース・・・
実は氏に強引に頼んで、サイトのネタに使いたいからと製作過程の一部を写真にとってもらっちゃいましたので、ちょっと紹介。

その1・デザイン決定

純正品のチルト式レザーケースと同様に角度調整が出来るレザーケースと言う要望を出して製作をお願いした訳ですが、その際に起こしてもらったデザインが上の写真になります。全般的にビスのようなものが埋め込まれて少々ゴツいけど男らしさが伝わってきそうな感じのそれは、西洋の鎧・プレートメイルをイメージしたものだそうです。ちなみに傍らに書かれた「NO GADGET NO LIFE」と言うのは、氏の革製品に大抵付けられている文言で「デジタルガジェットがなきゃ生きていけないぜ!」と言う意味・・・なので、この手のツールを持つ人間にこれ以上ない相応しい言葉じゃないかと思ったり(笑)

その2・革の切り出しと染汚し処理

デザインを元に型紙を作成し、それを元に素材の皮(タンニンなめし牛ヌメ革)を切り出して、更にその皮を染め汚すまでの過程を撮って頂いた写真です・・・で、この中で一番重要な過程が革に対して個性を与える染汚しの処理になる訳ですが、その際に注意している点として、氏曰く「極端な不細工な染めムラが出来ないようにする事、そして汚しは自然な感じになるように心がけている」との事・・・つまり染汚しは「汚くする」事ではなく、自然界で見られるような「趣のある経年劣化な雰囲気」を作り出す事が重要・・・言ったところじゃないかと思ったり。

その3・革縫い

写真は革縫いして完成度7割の写真・・・で、その革縫いですが、氏曰く「縫い目の間隔を均一にする事を心がけている」そうです・・・まぁ~この辺りがテキトーだと見栄えも悪くなるから当然と言えば当然ですよね。なお今回の革ケースを作っていただくに際して、わざわざ Optimus Pad のモックを調達して頂いてくれたそうですが、逆にそれがなければ裏面のカーブの部分や端末とのフィット感を調整する事が難しい事から革ケース自体の完成も危ぶまれたとの事。

その4・Optimus Pad 特製革ケースの完成


完成品の主だった感想は冒頭に譲りますが、この写真を最初に見せてもらった時は木目っぽい地味な色合いのレザーケースに思わずうっとり・・・これを早く使ってみたい気持ちが心の底からこみ上げて本当にワクワクした気持ちになりました。ちなみに今回のようなオーダメイドのレザーケースですが、氏曰く「ボタンの数や配置にもよるが、モックがあれば基本的には製作可能」との事、更にその製作で特に心がけている点として「縁の処理等の細かい部分の仕上げてを綺麗にしている」との事だそうです。

以上、写真越しでから見た hiroaki masuda 氏による Optimus Pad 特製レザーケースの製作過程の一部でした。

Android や iPhone に代表されるいわるデジタルガジェットは常に日進月歩で性能の良い製品が次から次へ発売されますが、その過程で今まで使っていたものは、どーしても性能面(場合によってはデザイン面も)で見劣ってしまいます・・・で、その場合は新機種に買い換えるのも一つの手ではありますが、持っているデジタルガジェットに愛着がある場合は、こういった外装に拘って更なる愛着を深めるのも一つの手だと思います。

もっとも今回のように手製の革製品で且つ一点物の場合だとハッキリ言って値段は高い(私の場合は15000円)ので、正直「古い機種にそこまで金を掛けたくないなぁ~」と言う考えても少なくないと思います・・・が、冒頭でも述べたように革製品が持っている「地味カッコいい風格」とか「男のアイテム的な風格」等は、古い機種を全く別の機種に生まれ変わらせる力を持っているばかりか、所持している自分の見栄えの良さもカッコよく?・・・なるんじゃないかと錯覚するくらいなので、私は投資に見合った以上の効果はあったと思いますので、このレザーケースを製作して頂いて本当に良かったなぁ~と実感しています。

とは言え、それを実現させてくれているのは、あくまで hiroaki masuda 氏の力量のお陰なのですけどね・・・ってな訳で、今回の Optimus Pad の特製レザーケースを通じて、自分の機種もレザーケースで箔を付けたいとお考えでありましたら、是非 関西の革職人 hiroaki masuda 氏へご相談してみては如何でしょうか。



p.s.
hiroaki masuda 氏・・・
今回のレザーケースでは本当にお世話になりました。
作って頂いたケースは大切に使わせて頂きます。

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